「雪に耐えて梅花麗し」

 昨年のNHK大河ドラマの主人公であった西郷隆盛の言葉です。梅の花は冬の厳しい雪や寒さに耐えた後に,春になって美しく咲き,かぐわしい香りを放ちます。「苦しまずして栄光なし」という意味の言葉を,冷たい雪を耐え忍び,春に芳香放ち咲きほころぶ梅花に喩えた言葉です。まだまだ寒さの厳しい日が続いていますが,窓から入る太陽の光が何かしら輝きを増してきたり,木々の芽が「もう少し暖かくなれば,芽を吹くぞ。」と語りかけたりしているように感じます。
 さて,2月3日は節分の日です。「節分」は本来,季節の移り変わる時の意味で,立春・立夏・立秋・立冬の前日を指しています。その中で立春が1年の初めと考えられることから,「節分」といえば春の節分を示すものとなってきたそうです。また,節分に「豆まき」をされるご家庭もあるかと思います。節分に豆まきをするのは,季節の変わり目に邪気が入りやすいと思われていて,新しい春を迎える前に邪気を払って幸福を呼び込むために宮中祭祀として行われていたものが始まりだそうです。
 ところで,節となる時や事柄を「節目」といいます。新しい年がスタートして1ヵ月が経ちました。2月は,子どもたちにとって,次の学年や中学校への進級・進学の4月という次の節目を迎えるための心構えをつくる大切な時期です。学校では,現在の学年でのまとめを行っていきます。子どもたち一人一人に,学習内容がしっかりと理解できているか,生活習慣は身に付いているかといった観点で振り返りをさせるとともに,まだ十分でない点は,しっかりと指導していきたいと考えています。永野小学校の子どもたちが,春に芳香豊かに咲きほころぶ梅花のように,希望に胸を膨らませ,進級・進学といった次の節目を迎えられるように励ましていきたいと思います。今後も保護者の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。なお,これからの時期,インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染症の流行が心配されます。引き続き,学校でも手洗いうがいを励行し,予防に努めていきますので,ご家庭でもお声がけをよろしくお願いいたします。
 
校長  永沼 昌一